橘美由紀|占星術・タロットカウンセリング

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【 2020年12月30日 蟹座の満月 】運命の予定調和へ向けて変化の流れに身をまかせる

 

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今日は、今年最後の満月です。

 

皆さまは今年一年、

どんな一年だったでしょうか。

 

もうすぐそこまで来ている2021年に

思いを馳せながら

お読みいただけたら幸いです。

 

今回の満月に関する動画はこちらです。

 

 

 

 

動画の方は、毎月の新月・満月図の中で最も

気になる要素に重点を置いた、

ワンポイントアドバイスのような形に

なっています。

 

記事を読む前にご覧いただくと、

今回の満月の特徴が

より理解できると思いますので、

よろしければぜひご覧くださいね。


こちらの記事では、

動画では触れなかったポイントや、

サビアンシンボルなども交えながら

より詳しく解説をしていきたいと思います。

 

「サビアンシンボル」とは、

12サインの度数

(牡羊座1度~魚座30度まで

全部で360の度数があります)

一度一度につけられた固有のシンボルで、

占星術における12サインを

より細密化して

リーディングすることができます。

 

満月は、新月で立てた目標の達成や

その見直しをするのに良いタイミングです。

 

また、満月の日を境にして月の光は徐々に

失われ新月へと向かうことから、

今の自分にとって不要なものを手放したり、

次の目標へ向かうための整理のタイミング

とも言えます。

 

みなさんもぜひ、今現在の自分の目標を

見直したり、さらなるステップを踏み出す

時に、新月時や満月時のエネルギーを活用

しましょう。

 

さて、今回の満月図です。 

 

 

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今回の満月は、蟹座の8度、

3ハウスで起こります。

 

満月なので、ちょうどこの月に向かい合う

9ハウスに山羊座の太陽があります。

 

そして、この満月に対して

1ハウスにある牡牛座の天王星が

関わっているのが今回の満月の特徴です。

 

この天王星は10ハウスにある

土星と木星とも角度を取っています。

 

以前から

 

「今年は時代の大きな変わり目である」

 

とお伝えしてきましたが、

先日12月22日に、ついに土星と木星が、

水瓶座でぴったりと重なる配置になりました。

 

これをもって、今まで約200年ほどの間

続いていた「地」のエレメントの時代から、

「風」のエレメントの時代へと、

時代が大きく移り変わっていくことに

なります。

 

今回は、そのような天空の動きがあった

直後の満月になるわけですが、

この「時代の動き」というものが大きく

反映されているような配置になっています。

 

今回は、蟹座の月と山羊座の太陽という

組み合わせの満月ですが、

蟹座も山羊座も、自分が属する「集団」や

「社会」といったものを表します。

 

これが1ハウスという「自分自身」を表す

位置にある天王星と角度をとっています。

 

天王星は「変化」を表す天体ですから、

ちょうど今、世の中全体が

大きな時代の変化を迎えているのと同時に、

私達一人一人、個人の単位でも、

その変化の流れに

大きく取り込まれていくのは

避けられない状況になってくると思います。

 

特に「1ハウス」というのは、

「自己のアイデンティティ」

を表すハウスなので、

例えば、今まで所属していた会社や

肩書といったものに、

自分自身のアイデンティティや拠り所を

強く感じていたような場合、

今後は同じものが通用しなくなってくる

可能性もあります。

 

木星と土星が完全に水瓶座入りを

果たしたこともありますが、

今回の時代の大きな変化の背景には

ここしばらくの間ずっと

この木星・土星と一緒になって動いてきた

冥王星の強力な作用も強く影響しています。

 

冥王星は「物事を根底から変える力」を

表すので、冥王星の影響を強く受けた後

というのは、

 

「以前の状況には二度と戻れない」

 

といったことになってきます。

 

そのため、

以前とはすっかり変わった状況の中で、

この時期人生の再出発をはかる方も

いらっしゃるかもしれません。

 

年明けからその状況はますます

顕著になってくると思います。

 

特に年明け1月20日頃には

火星と天王星が重なってきますが、

そのあたりの時期から大きな変化を

感じ始める方もいるかもしれません。

 

この時代の大きな変化は、

予定調和的な方向へ向かっていますので、

安心してくださいね。

 

これらの変化は、みなさんが

「新しい自分」に生まれ変わるために必要な

「通過儀礼」だと思ってください。

 

自分自身の「新しいアイデンティティ」

を確立するために必要な変化です。

 

ここでサビアンシンボルも見てみましょう。

 

今回の蟹座の満月のサビアンシンボルは、

蟹座9度の

 

「水の中の魚へと手を伸ばす裸の少女」

 

です。

 

これは、少女が水の中の魚を外からただ

眺めているだけではなくて、

実際に手を伸ばして魚を取り、

観察してみようと思っている様子を

描いたシンボルです。

 

水のサインである蟹座は、

共感力が強いサインです。

 

幼い少女は、

水の中の魚に興味を持っているけれど、

この魚というものが一体なんなのか

まだよく分らないのですが、

好奇心のままに手にとってみようと

思っているのです。

 

これは他者の感情の理解や共感を深めようと

することを表しているのですが、

幼い少女ですから、

まだぎこちなさもあります。

 

でも、少女なりに

一生懸命理解しようとしているんですね。

 

水のサインや蟹座の特徴でもある

「共感力」が増してくると、

結果的に、その共感力でつながった集団や

社会というものになっていくわけですが、

この段階では、少女はまだ幼く、

 

「魚が入っていた水=環境や集団に

値するもの」

 

についてはまだ全体像を

とらえきれていません。

 

このシンボルから考えてみると、

今回の満月では、

大きな時代の変化の流れの中で

一人一人が流れ着いた新しい環境に対しては、

まだよく理解できず、

すぐになじめるものではないかも

しれませんが、

新しい環境になじむ努力や、

その同じ環境にいる人々を

観察してみたり、理解してみたり、

といったことが必要であることを

表しているのではないかと思います。

 

3ハウスの満月ですから、怖がらずに、

この少女のように好奇心いっぱいに

子供のようなフレッシュな気持ちで

新しい環境に飛び込むことが

幸運を引き寄せます。

 

これから一人一人に訪れるだろう時代の

大きな変化の流れには、

誰も逆らうことができません。

 

もちろん、新しい環境には

慣れないこともたくさんあると思います。

 

でも今は、自分自身が「流れ着いた場所」を

愛してみてくださいね。

 

ここ近年の冥王星のパワーは

非常に強力でした。

 

冥王星はある種、「運命的」とか「必然」とか、

そのような要素が強い天体です。

 

私達はそのような影響を

ここしばらくの間ずっと受け続けてきました。

 

あなたが今たどりついている場所、

それは、

あなたの魂がずっと強く願い続けてきた

場所であるはずなのです。

 

そのようなことに思いを馳せながら、

これからあなた自身の

 

「新しいアイデンティティ」

 

を確立していきましょう。

 

今はその変化の流れをよく観察し、

運命の予定調和の流れに

身を任せてみましょう。

 

2021年が、

皆さんにとって素晴らしい変化の一年に

なりますようお祈りしています。

 

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